› マンゴーぷりん › 2016年01月07日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2016年01月07日

『農業女子プロジェクトでお国自慢♪』

農水省の運営する「農業女子プロジェクト」に、昨年11月からメンバー入りをさせていただいています♪
今回は「お国自慢」の執筆依頼をいただいたので、『西都市』の魅力をぎゅ~っと詰め込んで書かせていただきました!
長文になりますけど、読んでいただけると嬉しいです(*^_^*)





『農業女子プロジェクト』とは・・・

女性農業者が日々の生活や仕事、自然との関わりの中で培った知恵と様々な企業の技術、ノウハウ、アイデアなどと結びつけ、新たな商品やサービス、情報を創造し、社会に広く発信していくためのプロジェクトです。
このプロジェクトを通して、農業内外の多様な企業・団体と連携し、農業で活躍する女性の姿を様々な切り口から情報発信することにより、社会全体での女性農業者の存在感を高め、併せて職業としての農業を選択する若手女性の増加を図ります。

ホームページ
http://nougyoujoshi.jp/



なぜかリンクが貼れないので、ページをコピーして掲載させていただきます。
分かり易いように画像の位置が変えてありますけど、ご了承くださいね?



【農業女子のお国自慢 第31回】

今週のお国自慢は、“神話のふるさと”宮崎県のほぼ中央にある西都(さいと)市から、安藤 一美(ひとみ)さんにお願いします。
★★★★★★★★
みなさん、こんにちは♪
宮崎県出身の安藤 一美(ひとみ)と申します!
私は、就農前は地元の歯科医院で歯科助手をしていました。結婚後は主人の両親と同居しながら、ハウスマンゴー、ハウス胡瓜、宮崎県産超早場米コシヒカリの種子籾を育てています。
実は私、成長期に免疫力が低下する病気を患っていたことから、実家の家族や親戚からは肉体労働をすることになる農家へ嫁ぐことをとても心配されました。でも、朝早くから農作業に汗を流し、太陽の光をいっぱいに浴びて育った新鮮な野菜を食べて自然と触れ合ううちに、病気がちだった身体もすっかり元気になり、健康を取り戻す事が出来ました!
ずっと周りに心配ばかり掛けていたので、美味しい農産物を育てていく事で支えてくださった人達に少しでもお返ししていけたらと思っています。





さて、今日は私の住んでいる西都市のお国自慢をさせていただきたいと思います。
西都市は県庁所在地である宮崎市までは車で約30分と便利なところにあります。
古事記によると、天照大神の孫である『ニニギノミコト』が高千穂峰に降臨の後、居を構えたのが現在の西都市とされていて、市内には数多くの神話とともに日本最大級とされる西都原古墳群が広がっています。





西都原にある『宮崎県立西都考古博物館』には、国宝の金銅馬具類や重要文化財の埴輪子持家、埴輪船など多数の出土品やレプリカが展示してあり、土器や埴輪、勾玉などを作れる体験館などもありますが、なんと入館料は無料なんですよ!


「動画」
https://youtu.be/W5TCw9a0uQ0





春には2000本の桜と菜の花、夏には100万本の向日葵、秋には300万本の秋桜がとても綺麗に咲いて、毎年秋に開催される古墳まつりでは幻想的な雰囲気の中で神話が再現され、県内外から沢山の観光客が訪れます。
マスコットキャラクターの「ニニキ゛くん」と「コノハナちゃん」も『さいとアピール隊』として活躍中です!





西都市の気候は温暖で、真冬でもほとんど雪は降りません。日照量が多く降水量も豊富なことから、農業がと~っても盛んです!! 『グリーンザウルス』の愛称で親しまれるピーマンは全国2位の生産量を誇り、甘味の強いスイートコーン、スタミナたっぷりのニラ、瑞々しい胡瓜、果物の女王と呼ばれる完熟マンゴー、最近ではゴーヤやズッキーニの生産も増えて来ています。
また、過去には口蹄疫や鳥インフルエンザなどで多くの命が失われましたが、懸命の努力と防疫対策で復興し、美味しいお肉がたくさん生産されています!

農作物の生産が盛んな地域では、それにまつわる様々な神事が行われますよね。西都市でも、五穀豊穣を願って、旧8月1日に南方神社に奉納される『下水流臼太鼓踊』(しもずるうすだいこおどり)は、「日本国選択無形民俗文化財」に指定されています。

「動画」
https://youtu.be/wmfuoT6ccvY





この踊りの起源は文禄・慶長の役の際の加藤清正の戦術にあるとされていて、敵を油断させようと背中に3本の槍に飾りをつけたものを背負い、臼太鼓を胸に抱えて、踊りながら敵陣に近づき、油断したところを臼太鼓の中に隠した小刀を取り出し、攻め込んだところ勝利を収めたことに由来するそうです。鉦方の着用する陣笠や陣羽織の背中に加藤家の家紋が入っているんですよ~。
そして西都市内の全ての小学校では、この踊りをアレンジした「子供臼太鼓踊り」が踊られていて、運動会などの行事の際には「神籬(ひもろぎ)」を身に着けて踊ることで、伝統芸能を受け継いでいく心を育てています。

西都市にはまだまだ自慢したいことが山ほどありますが、長くなっちゃうので、最後に、我が家の主力生産物でもあるマンゴーをご紹介します!
今の時期、我が家のマンゴーは開花の時期です。房状に咲く花にミツバチを放して受粉させ、1本の枝にたった1個の果実を厳選、約4ヶ月掛けて大切に育て、完熟してネットで受け止めた物だけを「宮崎県産完熟マンゴー」として収穫。米粒ほどの小さな実から愛情をいっぱい込めて大きく育てているんですよ♪





この地域でのマンゴー栽培は、昭和60年からJAで部会を立ち上げて取り組み、宮崎県産完熟マンゴー栽培の先駆けとして『ネット収穫法』や『生産履歴の直接印字』など、栽培技術と品質の向上を確立させて来ました。その功績を認められて、平成15年には『日本農業賞』の優秀賞を受賞しています!
しかし、その後平成17年には台風による堤防の決壊によって多くの家屋やビニールハウスが損壊するという惨事に見舞われてしまいました。我が家の自宅も床上浸水、16棟のハウスも全て丸ごと浸水してしまったんです。壊れたハウスの修理や泥まみれになった樹の洗浄、ゆがんだ支柱を直したりするのも沢山の方が手助けに来てくださって本当に助かりました!





あれから10年が経ち、現在は西都市で35軒の農家が丹精込めて美味しい完熟マンゴーを栽培しています。
宮崎県産の農産物は太陽の恵みがたっぷりで、味も香りも抜群です!なかでも西都産を見掛けたら手にとって味わってみてください!

宮崎県を訪れる機会がありましたら是非、西都市まで足を運んでいただきたいと思います。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
★★★★★

「古事記」に登場する地や日本最大の古墳群があるなど歴史ロマンあふれ、温暖な気候で、かつ完熟マンゴーをはじめとする農産物の生産が盛んな市に住んでいるなんてうらやましい限りですね!
スーパーやデパートの青果品売り場では、ピーマンをよく見かけますが、完熟マンゴーを意識してみたことがないので、今度からは意識してみるようにします。
一美さん、西都市の魅力をご紹介いただきありがとうございました!
  


Posted by 幸せうさぎ at 13:03Comments(1)仕事