› マンゴーぷりん › 2016年02月17日

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Posted by みやchan運営事務局 at

2016年02月17日

『2月16日は...』

母の誕生日、だった日。
今も元気でいたなら、どんな63歳を迎えていたんでしょうね?
きっと天国でも、自分のために大好きなケーキを焼いてお祝いしたんだろうなぁ~(*^_^*)





「お父さんがシュークリームを持って、仏さんをお参りに来てくれました」

伯母から届いたメールにびっくり。
去年の秋頃、急に父から耳打ちされたんですよ?

「2月16日はお母さんの誕生日だから、宮崎のばあちゃんに会いに行って来る。宮崎市内まで一人で運転して行く自信が無いけど、果物でも買って行こうと思っている」

双極性障害と言う病気は、たまに周りを驚かすような行動をします。
あまりに極端だと病院の先生は薬や注射を使って抑制したりしますが、行動には全部意味があると私は思っているんです。
だから、父を止めなかった...


きっと、母を生んでくれてありがとうって気持ちを伝えるために会いに行こうとしていたんだと思ったから。
シュークリームは母が最期に口にしたモノ・・・
祖母が亡くなってもその気持ちは消えずにあったんですね~?
マンゴーのハウスに咲いたカランコエの花やサンパチェンスを見ながら、一人で泣きました。





16年前のあの日、私は自身のコントロールを失ってしまった父を強制入院させてしまった事をずっとずっと後悔して来ました。
治療だと言いながら、自分の穏やかな生活のために父を苦しめたんじゃないかと、もっと早く病気を理解して不安を取り除いてあげられていたら父も楽だったかも知れないし、母はストレスから難病や癌に侵される事はなかったかも知れない。


もしかしたら、今も元気で過ごせていたかも...
悔やんでも悔やみきれないし、戻っては来ませんけどね。
最近、私は心配を通り越して父へ依存していた自分をようやく、ようやく、少しだけ開放する気持ちになっています。





先日、初めて父と2人だけでお酒を飲みました♪
父に対して気を許すことのなかった私にとって、縛り付けていたモノが緩むような感じがしました。
ほんの数時間でも、父の病気を気にせずに過ごせたのがすごく嬉しかった♡





これまでの道のりは本当に長かったし、まだ父が生きている限り病気と向き合う日々はずっと続くのだけど、あの日の選択は間違っていなかったと思いたい。

「お父さんを頼むね・・・」

そう言って亡くなった母のためにも、私は一生、父の味方でありたいです。
どうか、春が穏やかでありますように。





  

Posted by 幸せうさぎ at 12:00