マンゴーぷりん

昨日も書きましたが、７月３０日から稲刈りをしていました。
我が家の栽培する稲は『種籾』と言って、
農家さんたちが来春に田植えをする稲の種なんです。


田植え、防除、除草など、食用の米とは違って厳しい検査をクリアしたものだけが、
「種」として認められるんですよ。
もちろん、稲刈りの後の乾燥も食用の物とは違いますし、
種子籾センターに出荷した後は、さらに厳しい検査が待っています。
一粒の大きさが規定に達していないと『種』としては認めてもらえないんです。



さて、稲刈りと言えばコンバインと言う稲を刈る機械がありますが、
田んぼの四隅は鎌を使って手刈りします。




何故かって???
コンバインが刈るのは直進方向のみなので、
方向転換する所は刈れないから。





しっかし、初日はアクシデント続発!!!
コンバインが一周した跡を見ると、大量の籾が落ちています!!!
機械を止めて、カバーを外して見ていたら、部品のロックが外れてる。
これには点検した機械屋さんも平謝りでした。


２周目は異常なく、安心して機械屋さんを帰しました・・・がっ!!!
３周した所でコンバインから軽トラックに積んであるタンクに籾を移していた時、
「ちょっと!!籾がこぼれちょるよ!!!」
駆け寄る私に、旦那さんがまたもやカバーを外し、見てみたら、
今度は反対側の蓋が半開き!!!
そこから籾が漏れていました。




。・°°・(((p(≧□≦)q)))・°°・。ウワーン！！
かなりの量の籾をバラ撒いて捨ててしまいましたよ。
でも、致命的な故障じゃなかったのが救いです。

１枚目の田んぼを無事に刈り終えて、
２枚目の田んぼを稲刈り中・・・
「ガリッ!!バキバキッ!!!」
今度は何???





コンバイン前面に並んだ３枚のカバー。
(上の画像ではまだ無事♪）
その内の１枚が稲と一緒に巻き込まれて無残な姿に・・・><
開いた穴にはテープを貼って、稲刈り続行。


２日目は旦那さんと２人仲良く稲アレルギーに泣かされ、３日目は怪しい雲と雷に怯えながら刈りました。
本日、４日目は食用の稲を刈り取り。
そして夕方まで掛かってようやく稲刈りが終了しましたよ~!!!



いつもなら、稲刈りが終わると達成感でいっぱいになるんですが、
今年は逆に心苦しい感じ。
地震、津波、豪雨、放射能・・・
さまざまな問題で多くの農家さん達が被害に遭っているのを見るととても辛いです。


でも、日本の食を支えていかなければと言う使命感の様なものも、
胸に湧いてくるのも確か。
１人でも多くの人たちが、笑顔で食事が出来るように、
微力ながら頑張っていきたいと思います。